姉弟の二人が相続した土地に「オーナー創設型」で建設し、株式会社まごころ介護サービスが借り上げ事業を運営することとなった。1階は登録29名、通い18名、宿泊7名規模の小規模多機能施設。2階、3階はそれぞれ9名定員の認知症高齢者グループホーム2ユニットとなっている。

多摩川に近い丘陵地で、旧石器、縄文時代の出土例や古墳群の残る環境である。歴史のある土地に、新たな足跡を刻む。

両親から土地を受け継いだ姉妹が施主となり施設を建設し、グループホーム業者に賃貸で使用、運営を委託しているものである。

1階に姉妹が使用する住宅と居宅介護スペースを設け、2・3階に9名が生活する2ユニットの認知症対応型グループホームが入っている。1階玄関を入ると左に共用ホールがあり、その奥に小規模多機能型居宅介護スペースが広がる。

障害をもつ方たちの生活の場とし「生きる・働く」喜びを創り出すための通所施設である。創作活動や料理やお菓子作りなどの軽作業を通して働く喜びや人と協力する体験をするための作業室を中心に計画した。利用者の障害に対応した複数のトイレや浴室を整備している。

法人として2つ目の施設作りで、地域の障害者のニーズに応える施設となった。